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名古屋の土地売却は、
「坪単価」と「境界」の確認から

公開日 2026年9月21日 / 最終更新 2026年9月21日

建物と違い、土地の売却は「境界」「測量」「越境」といった、建物がある売却とは別の確認事項があります。また同じ愛知県内でも坪単価は場所によって大きく異なり、相場感を持たずに進めると損をしやすい分野でもあります。この記事では、名古屋・愛知で土地を売るときに知っておきたい相場と注意点を解説します。

この記事の結論
  • 土地の坪単価は同じ愛知県内でも最大60倍以上の開きがある(名古屋市中区201.7万円〜田原市3.3万円)。まず自分のエリアの実勢を個別に確認する。
  • 境界確定・測量・越境の有無は、価格だけでなく「売れるかどうか」自体を左右する。未確定なら早めに土地家屋調査士へ相談する。
  • 古家がある土地は「解体して更地渡し」か「現況のまま売る」かで手間と価格が変わる。判断に迷うなら、現況のまま引き取れる買取も選択肢になる。

土地は建物と違って劣化による評価減がない一方、接道状況・地目・境界・地盤・用途地域など、価格を左右する要素が個別性が強く、机上の相場だけでは判断しにくいという特徴があります。まずは実際の成約データに基づく相場を確認し、そのうえで自分の土地固有の事情(境界・越境・古家の有無)を整理するのが失敗しない進め方です。

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名古屋16区・愛知県内の土地(坪単価)相場

国土交通省「不動産情報ライブラリ」に登録された、直近2年の土地(宅地)成約事例10,390件から集計した坪単価の中央値です。同じ愛知県内でも、エリアによって価格は大きく異なります。

エリア坪単価(中央値)25〜75%件数
名古屋市中区(最高)201.7万円142.1〜330.6万円50件
名古屋市東区137.2万円105.8〜201.7万円58件
名古屋市西区72.7万円56.2〜99.2万円166件
名古屋市北区62.8万円39.7〜95.9万円157件
名古屋市港区32.4万円25.1〜39.7万円115件
田原市(最低)3.3万円0.5〜13.9万円137件

最高の名古屋市中区(坪201.7万円)と最低の田原市(坪3.3万円)では、実に61倍の開きがあります。「愛知県の土地相場」という一つの数字にはほとんど意味がなく、必ず自分の市区町村、できれば町名単位のデータで確認することが重要です。69市区町村すべての順位は愛知県の不動産市況ページで確認できます。

⚠️ 中央値だけでなく25〜75%のレンジも見てください。市域が広い市町村では、同じ市内でも市街地と郊外・山間部で坪単価が数倍違うことがあります。

土地を売る前に確認したい3つのポイント

  1. 境界確定・測量:隣地との境界標が無い、または不明確な場合、確定測量(確定測量図の作成)が必要になることがあります。境界が曖昧なままだと、買い手が付きにくくなったり、引き渡し後のトラブルの原因になったりします。
  2. 越境・私道の有無:ブロック塀や庇(ひさし)の越境、給排水管の越境、私道の持分・掘削承諾の有無は、価格交渉や決済のタイミングに直結します。登記事項証明書や測量図で早めに確認しましょう。
  3. 古家の要否判断:古い建物が残っている場合、「解体して更地で引き渡す」か「古家付きのまま売る」かを判断する必要があります。解体費用は建物の構造・規模・立地で幅があるため、更地にする前に一度、現況のままでの査定額も確認しておくと判断しやすくなります。

土地は「エリアと個別条件の掛け合わせ」で価格が決まるため、机上の一般論だけでは相場が読めません。まずはAI査定(国土交通省の実取引データ連携・30秒・個人情報不要)で近隣の取引水準を確認し、境界・越境の状況を専門家に確認するのが効率的です。

仲介と買取、土地の場合はどう違う?

仲介(市場で買い手を探す)買取(業者が直接買い取る)
価格条件が良ければ、より高く売れる可能性市場価格より低めだが確定額
期間数ヶ月〜1年以上かかることも最短数週間で現金化しやすい
境界・測量確定測量を求められることが多く、売主負担になりやすい現況のまま(境界未確定でも)相談できる場合がある
古家・残置物更地渡しを求められることが多い古家付き・残置物ありのまま買取できる場合が多い

「境界が未確定」「古家が残っている」「相続後まだ手を付けられていない」といった、仲介では手間がかかりやすい土地ほど、現況のまま相談できる買取が選ばれやすい傾向があります。まずは相場を確認したうえで、仲介と買取のどちらが自分の状況に合うかを比較することをおすすめします。

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土地を売る5つのステップ

  1. 境界・測量状況の確認:登記事項証明書や測量図で境界が確定しているかを確認します。
  2. AI査定で相場を把握:30秒の無料査定で、エリアの実勢データに基づく価格の目安を確認します。
  3. 仲介 or 買取の方針を決める:時間をかけて高値を狙うか、確定額・スピード重視で進めるかを決めます。
  4. 契約・重要事項説明:境界・越境・地目など、土地固有の事項を含めて重要事項説明を受けます。
  5. 決済・引き渡し:代金決済と同時に、鍵(古家がある場合)や境界標の引き継ぎを行います。

名古屋の土地売却に関するFAQ

Q. 古家付きのままでも土地は売れますか?
A. はい、現況のまま売却できます。更地にしてから売る方法もありますが、解体費用が先にかかるため、古家付きのまま買取を利用する方も多くいます。どちらが有利かは物件と地域によって異なります。
Q. 境界が未確定でも土地は売れますか?
A. 売却自体は可能ですが、境界が不明確だと価格交渉や引き渡し後のトラブルの原因になりやすく、買い手が見つかりにくくなることがあります。早めに土地家屋調査士へ相談し、確定測量の要否を確認することをおすすめします。
Q. 土地の売却にはどんな税金がかかりますか?
A. 譲渡益(売却価格から取得費・諸費用を差し引いた利益)が出た場合、譲渡所得税・住民税がかかります。所有期間が5年超か以下かで税率が変わります。詳しくは当サイトの譲渡所得税シミュレーターや専門コラムをご参照のうえ、最終判断は税理士にご確認ください。
Q. 相続した土地でも売却できますか?
A. 相続登記が完了していれば売却できます。2024年4月から相続登記は義務化されているため、未登記の場合は先に相続登記を済ませる必要があります。手続きは司法書士にご相談ください。
Q. 測量や境界確定には、どれくらいの期間・費用がかかりますか?
A. 土地の形状や隣接地・隣接者の数によって大きく変わり、数週間で終わることもあれば、隣地所有者との調整に数ヶ月かかることもあります。費用も土地の規模や状況によって幅があるため、早めに土地家屋調査士へ見積もりを相談するのが確実です。

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