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築古・古家の売却・買取ガイド
【名古屋・愛知版】

公開日 2026年7月5日 / 最終更新 2026年8月30日

「築30年以上の古い家を売りたいけど、買い手がつくか不安」「旧耐震基準の物件でも売れる?」——築古・古家の売却は、通常の売却とは異なる考え方が必要です。名古屋・愛知で築古物件を売却する際のポイントと、スムーズに手放す方法を解説します。

この記事の結論
  • 築古は「建物」ではなく「土地」の価値で査定されることが多い。名古屋市中区は土地の坪単価中央値201.7万円、田原市は3.3万円と同じ愛知県内で約61倍の開きがあり、立地が値付けを大きく左右する。
  • 解体は先に決めない。解体費(木造で一般に百数十万円〜)と更地後の固定資産税を踏まえ、古家付きのままの査定と比べる。
  • 雨漏り・シロアリなどの不具合があっても、買取は現状渡しが基本。修繕やリフォームをしてから売る必要はない。
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築古物件が売りにくいとされる理由

① 住宅ローンの審査が通りにくい
旧耐震基準(1981年以前建築)の物件は金融機関によっては住宅ローン審査が厳しくなります。買い手の選択肢が狭まるため、仲介での売却に時間がかかることがあります。
② 建物の評価が低い・ゼロに近い
木造住宅の法定耐用年数は22年。築古物件は建物の評価が低く、取引価格は実質「土地値」になることも多いです。
③ 瑕疵(欠陥)のリスク
雨漏り・シロアリ・基礎クラックなどの問題を抱えているケースが多く、仲介売却では契約不適合責任のリスクが伴います。
④ 内見でマイナス印象になりやすい
古い内装・設備は買い手の印象を下げることがあります。リフォーム費用をかけても回収できないケースもあります。

総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」によると、持ち家全体(約3,387.6万戸)のうち1980年以前に建築されたものは約820.8万戸(24.2%)です。国土交通省の集計(令和5年時点)では、住宅の耐震化率は全国で約90%まで進んでいる一方、約570万戸は耐震性が不十分(旧耐震基準相当)なまま残っています。旧耐震基準の物件そのものは珍しくなく、売却の選択肢は十分にあります。(出典:国土交通省)

※瑕疵(雨漏り等)が心配な場合、国が指定する住宅瑕疵担保責任保険法人による「既存住宅売買瑕疵保険」という制度もあります(保険期間2年または5年、保険金額500万円または1,000万円、対象は構造耐力上主要な部分・雨水の浸入を防止する部分)。ただし新耐震基準への適合など加入条件があり、旧耐震の築古物件では利用できないケースもあります。(出典:国土交通省)

築古物件を売却するまでの5ステップ

ステップ目安期間やること
① 現状確認・机上査定数分〜数日建築時期(新耐震・旧耐震)と登記簿を確認し、無料のAI査定で価格の目安をつかむ。
② 耐震診断・改修の要否を検討数日〜数週間仲介で住宅ローンを使う買い手に売る場合は耐震診断や既存住宅売買瑕疵保険の活用を検討する。買取なら不要。
③ 解体か現状のままか判断数日〜数週間下の費用内訳表・判断表を参考に、解体して売るか現状のまま売る(買取含む)かを決める。
④ 査定・買取価格の提示数日現状渡し(瑕疵責任は原則免除)で買取価格や仲介の想定売却額が提示される。
⑤ 契約・引き渡し最短数週間内見対応・リフォームが不要な分、契約から引き渡しまで短縮しやすい。

解体して更地にする?古家付きのまま売る?

解体して更地で売却古家付きのまま売却・買取
解体費用木造戸建てで一般に百数十万円〜(規模・立地により変動)不要
固定資産税更地にすると住宅用地特例が外れ、売れるまでの間も税負担が増える特例が維持される
売りやすさ土地を探す買い手には訴求しやすい買取業者なら築古・現状のままで直接購入可
向いているケース好立地・土地需要が強い・解体費を回収できる見込みがある解体費を抑えたい・早く売りたい・築古・瑕疵がある
💡 「解体してから売る」より「現状のまま買取」の方が、解体費用と増税分を丸ごと節約できるケースが多いです。まず古家付きのまま査定を受けて価格を確認しましょう。

費用の内訳を数字で比較

項目解体して更地で売却古家付きのまま売却・買取
解体費用(木造30坪の目安)約90万〜150万円(坪単価3万〜5万円が目安)0円
固定資産税(住宅用地特例)更地化した時点で特例が外れ、税額が上がる建物がある間は特例が維持される
耐震診断・耐震改修仲介で売る場合、買い手の住宅ローン審査のため必要になることがある(費用は建物規模・自治体補助の有無で変動)不要(現状渡し)
瑕疵担保・契約不適合責任仲介では発生しうる買取では原則免除

※解体費用は不動産メディアが公開する解体業者の相場情報に基づく目安で、建物の構造・立地・付帯工事の有無により変動します。耐震診断・改修の補助制度は市区町村ごとに条件・金額が異なるため、詳細はお住まいの自治体にご確認ください。

結局、どちらが向いている?

あてはまる状況向いている選択
好立地で土地の需要が強く、早期の売却が見込める解体して更地で売却
住宅ローンを使う買い手に売りたい(仲介中心で探したい)耐震診断・耐震改修を検討してから仲介
雨漏り・シロアリなど瑕疵が心配、修繕にお金をかけたくない現状のまま買取
早く確実に現金化したい現状のまま買取
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築古物件こそ「買取」が向いている理由

① 現状渡しOK・瑕疵責任免除
雨漏り・シロアリ・腐食などがあっても、買取では現状のまま引き渡せます。仲介で問題になりやすい契約不適合責任も原則として免除されます。
② 旧耐震でも価格がつく
買取業者はローンを使わない現金購入のため、旧耐震基準の制約を受けません。土地の価値を基準に査定されるため、旧耐震でも相応の価格が付くことがあります。
③ 内見・広告・リフォーム不要
仲介のように内見対応や広告掲載が不要です。リフォームして売り出す必要もなく、そのまま売却できます。
④ 短期間で確実に現金化
買い手を待つ必要がないため、最短数週間で決済・引き渡し可能です。相続税の納税資金づくりや、維持費を止めたい場合に特に有効です。

出典:国税庁 No.3306「被相続人の居住用財産(空き家)を売ったときの特例」国税庁 No.3202「譲渡所得の計算のしかた(分離課税)」総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」国土交通省「住宅の耐震化率」国土交通省「既存住宅売買瑕疵保険」制度案内(2026年8月時点。制度の詳細および最新の要件は各機関の公表内容をご確認ください)

築古・古家売却に関するFAQ

Q. 築古物件は解体してから売った方がいいですか?
A. 必ずしもそうとは言えません。解体費(木造で一般に百数十万円〜)がかかる上、更地にすると固定資産税が増えます。まず古家付きのまま買取査定を受けて、手取り額を比較してから判断することをお勧めします。
Q. 旧耐震基準の物件でも売れますか?
A. 売れます。買取業者は現金購入のため旧耐震の制約を受けません。土地価値が高い立地であれば、旧耐震でも十分な買取価格が付くことがあります。
Q. 雨漏り・シロアリがある物件も買取してもらえますか?
A. はい。買取では現状渡しを基本とし、瑕疵責任を原則免除する形で契約します。仲介だと問題になりやすい欠陥があっても相談可能です。
Q. 築古でも「高く売る」ことはできますか?
A. 建物より土地の価値で査定されることが多いため、土地の広さ・形状・立地が良ければ十分な価格が付きます。また、複数業者に査定を依頼して比較することが重要です。当サイトのAI査定は無料・営業なしで概算価格を即確認できます。
Q. 築古物件とは何年以上を指しますか?
A. 明確な定義はありませんが、不動産業界では一般的に築20〜25年以上の物件を「築古」と呼ぶことが多いです。特に1981年以前に建てられた旧耐震基準の物件は、住宅ローンの審査が厳しくなるなど、仲介売却に影響が出やすいという特徴があります。
Q. 旧耐震基準の物件は耐震診断や耐震改修をしないと売れませんか?
A. 義務ではありません。買取なら現状のまま売却できます。仲介で住宅ローンを使う買い手に売る場合は、金融機関によって耐震診断や耐震基準適合証明が求められることがあります。耐震診断・耐震改修には国や自治体の補助制度が用意されている場合があるため、お住まいの市区町村に確認するとよいでしょう。

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